~~今までのお話~~
あたし・山梨ももは中2の女の子!でも、実は普通の女の子じゃなくて・・・「きらめきときめきフルーティアマニック!」を合言葉に、変身しちゃうの!しかも、ただ変身するんじゃなくて、なんと「悪」と戦うんだ!最初は一人で心細いなんて思ってたんだけど、幼なじみで大親友のりんごちゃんも同じく変身しちゃったんだ。不思議なことが次々と起こるあたしたちの日々、これからどうなっちゃうの~?!
りんごちゃんは「カフェと戦いを両立させるのは無理」なんて言ってたけど、あたしはそうじゃないと思う。。だってあたし、普段はただの中2の女の子でしょ?!戦いがなかったら平凡な暮らしをしてるわけだし・・・だから・・・あたしは「カフェ」をやりたい!と思ってたの。。
だから、次の日あたしは、朝学校に行くなりりんごちゃんの席に向かった。「りんごちゃん!あたし、考えたんだ!あたし、やっぱりカフェがやりたい!」「え・・・?」「りんごちゃんとふたりでがんばって・・・そりゃ新しい仲間にも出会いたいけど。だから、まずは・・・がんばってみない?あたしたちの可能性、0じゃないよ!」
「・・・そう、だね・・・。」りんごちゃんは頷き、静かにそう言った。
「あたしもゆうべ、考えたんだ。ももと一緒にカフェを開くのもいいかなって思った。。・・・だから・・・まずは1から始めてみよう」
「!!じゃあ・・・!」あたしたちが友情を確かめ合ったその時・・・
「あっはははははは!!」どこからか、女の声がした。
「誰?!」あたしたちは、声をそろえて言った。
「ウフフフフ・・・とんでもなく強い少女ピーチティアとは貴女のことぉ?」その女は不敵な笑みを浮かべてそう言った。「だからあなたは誰なの?!敵?!」あたしは警戒して叫んだ。
「今まで貴女達と戦ったのはみんなうちでは雑魚な奴らだけなんだから!!私は強いわ。貴女達は今日で最期よ!!」その女はあたしたちが何も言う前に、早速攻撃を仕掛けてきた。「きゃあぁぁぁ!!」あたしたちはあっという間に突き飛ばされてしまった。「つ、強い・・・!」りんごちゃんも苦しそうな顔をしている。「あぁら、もう終わりぃ?思ったよりも弱いのね!!幻滅だわぁ」「なんですって!?」「ウフフ、かかってらっしゃい!!」「あぁぁぁぁ!!!」強い・・あたしたちの力じゃ絶対勝てない・・・!あたしがそう諦めかけたとき・・・
後ろから誰かが飛んできたような気がした。「ピーチティアなのだ!!」・・・その直感は当たった。誰かが、あたしのネコ耳をとっちゃったの!「きゃっ?!やっ、やめてよ!」あたしが驚いて手をふりほどいたら、「きゃ~!」とその子はひっくり返ってしまった。でも、なんとその子は、そのまま1回転して着地した。
「えっ、誰?!」「あはははは!!油断したわね?!もうこれでペンダントは私のもの!!」またあたしたちは不利な体勢になっちゃってる。。。もうダメだ・・・!2人ともがそう感じたその時・・・!!
「フルーティア・オレンジングサワー!」
さっきの女の子の声が聞こえてきた。しかも「フルーティア」と言っていた。「ひょっとして、あたしたちの新しい仲間!?」あたしたちは、同時に叫んだ。
「ももちゃんに、りんごちゃん、なのだ!」この子は、あたしたちを見るなりそう言った。「・・・へ?何であたしたちの名前知ってるの?」
「こないだ見てたのだ。2人が変身してたのを。」
あのときあたしたちのことを見ていたのは、この子だったんだ。。
「あなたは何て名前なの?」りんごちゃんが聞いた。
「若山みかん、しょーがく6ねんせー!」その子は、元気よく答えた。「みかんちゃん、か。よろしくね。」「みかん、でいいのだ!」
「分かった。よろしくね、みかん」「よろしくなのだ!」
こうして、あたしたちフルーティアマニックに、新しい仲間が増えた。これからは、あたしと、りんごちゃんと、・・・みかんで、仲良くペンダントを守ろうね!
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